お客様に笑顔を届ける仕事

新卒で水回りの住宅設備の業界に入社し、ルート営業職としてキャリアをスタートしました。働くステージを変えようと思ったきっかけは、営業職として3年が経ち、セールスパーソンとして自信がついてきた頃に、「今以上にスキルアップをしたい」「新しい業界でキャリアアップしたい」という思いが強くなったことがきっかけでした。新しい業界とはいえ、どんな業界でも良かったわけではありません。転職という大きな決断をするにあたり、自分自身が思い入れをもち、手に取った方が嬉しくなるような商品を扱う業界であることにこだわりました。そのこだわりを大切にしていた私にとって、任天堂販売の「商品やサービスを通じて笑顔にする」という理念は強く心に響きました。私にとってゲームは、子供時代の思い出を彩る大事なアイテムでしたので、培った営業経験が任天堂グループで活かせることは、願ってもないことでした。

担当する小売店様の売り場やイベント会場などで、商品を手に取った方の嬉しそうな表情を見たり、親子で楽しそうにゲームを体験されている姿に触れたりすると、やりがいを心から感じます。常にお客様を身近に感じられること、仕事の成果がたくさんの笑顔になって表れることは、当社ならではの醍醐味です。

自分の強みを活かして、新しい強みを習得

業界は違いますが、お客様である小売店様との関係づくりにおいて、前職で身につけた営業経験が活きていると実感します。お取引実績のある小売店様へ提案させていただく機会が多く、これまで会社同士が築いてきた信頼関係をさらに深めるため尽力しています。信頼関係を築くうえで、相手の立場を常に考えて行動することは、お客様の潜在的なニーズに気付けるため、前職から今も変わらずに大切にしています。

当社の営業は、「とにかく受注を増やせばいい」というわけではありません。万が一、小売店様の在庫が過剰になれば小売店様にとって大きな負担になりかねないからです。また商品価値の低下にも繋がってしまいます。そのため、売り場の様子、小売店様の声から、本当に必要な数を見極めて提案することが営業の肝となります。過去の販売実績や市場動向、予約数などさまざまなマーケティングデータを分析し、販売予測を立てていきます。

こうした仕事は私にとって初めての挑戦でしたし、絶対という正解がありません。入社当初は、娯楽商品の販売予測をどのように立てるべきか頭を抱えたこともありました。しかし、先輩方からアドバイスをいただき、データ分析から最善を考え抜き、立てた仮説を実行するといったプロセスは、今では自分の営業スタイルとして定着してきました。

目標は、営業として市場のハブになること

任天堂販売に入社して得られたものは、新たなやりがいやスキルアップだけではありません。私にとってロールモデルとなるような、尊敬できる先輩方との出会いに恵まれたことも、大きな刺激になっています。

先輩方は、個性も強みも営業スタイルもさまざまです。コミュニケーション能力に長け、小売店様との折衝や信頼関係の醸成が得意な方もいれば、データ分析をはじめとするロジカルで緻密な提案に秀でた方もいます。おかげで、自分にはなかった知見や発想をいくつも吸収することができました。

近年、ゲーム市場を取り巻く状況は目覚ましいスピードで変化しており、次々と新しい商品が出てくるとともに、お客様の興味や関心も多方面に渡っています。
こうした環境の中で、商品を通じて一人でも多くのお客様を笑顔することが私のミッションです。分析力や提案力に磨きをかけ、市場全体を巻き込むような施策や画期的な取り組みが提案できることが今の目標です。

また、後進の育成も担当しているため、将来的には組織をマネージメントする仕事にも興味があります。
とはいえ、まだまだ力不足で今は高い目標ですが、ゆくゆくはその様な仕事も任せてもらえるよう日々邁進していきます。いつかは自分を育ててもらった上司の様になるのが理想です。

社員一人ひとりを尊重する風土

多くの尊敬できる先輩がいますが、みなさん共通していることは『周囲を大切にする気持ち』を持っていることです。この『周囲を大切にする気持ち』は、社員全員が持っているはずです。このような気持ちを持っているからこそ、日々の働きやすさにも繋がっているのではと考えています。

私には3歳と0歳の子供がいますが、子育てと仕事を上手く両立できています。自宅方面の小売店様の売場に訪問した際は、会社に戻らずそのまま退社し、保育園のお迎えに行くといったこともあります。

仕事に慣れてからは、タイムマネージメントができるようになったので、家族と過ごす時間もしっかり取れています。私の子供がゲームで遊べるようになるのは、もう少し大きくなってからですが、一緒に楽しめる日が来るのが待ち遠しいです。