入社後に見つかった、
自分に適したキャリア
経理
R.M. / 2019年入社 (新卒)
就職活動の軸は「エンターテインメント商品に関わりたい」
大学では社会学を専攻し、主にメディアについて学んでいました。1年生の頃は漠然とした憧れから「いつかは広告やマスコミ業界で働きたい」と考えていました。しかし勉強を重ねる中で考えが変わり、就職活動が始まる頃には「独自のプロダクトを持つ会社の一員として働きたい」という気持ちが強くなっていました。特にゲームやおもちゃなどのエンターテインメント商品には楽しい思い出を持っていますし、子どもたちを笑顔にする事業ならば頑張りがいがあると思っていました。
その一方で「どうしてもこの仕事」というような職種を絞った就職活動はしておりませんでした。自分にどんな職種が向いているのか、学生の私には想像できなかったためです。そのような中で最初に任天堂販売に興味を持った理由は、任天堂商品の販売やPRに携われる点です。そして会社を調べていく中で、若手のうちから複数の部署を経験できる可能性があるということが分かり、その部分にも魅力を感じるようになりました。また、一次面接からしっかり時間をとって私の話に真摯に耳を傾けてくれたことも忘れられません。先輩社員の方々も皆さん丁寧な話しぶりで、誠実な社風が感じられたことも入社の決め手になりました。
「会社の根幹を支える仕事」の魅力
私の世代は「新卒採用第一期生」でした。そのため、入社後のステップは今とは多少違いますが、当時は新入社員研修期間中に営業や企画などあらゆる部署で研修を受ける機会がありました。そこで一通りの業務を把握し、初任配属は商品管理部という部署でした。
この部署では、先輩の指導のもとで新製品に関するデータ入力といった業務から取り組み、徐々に商品の発注手配などに携わっていきました。商品管理は、商品の納期やビジネスの流れを支える重要な役割を担っており、間違いが許されない緊張感がありました。一方で、お客様の手元に商品を確実に届けるという、会社の根幹を支える仕事に魅力を感じました。また、実務の面では、業務をこなすスピードや市場動向を読む術など、様々なものを得ました。
次のステップは、ロジスティクス部への異動でした。ここでは物流センターや営業とコミュニケーションを重ねて行う出荷調整や、商品の着荷確認などに携わりました。業務を通して他部署と調整・交渉する機会も多く、ここで得たスキルや知識は今も私の土台になっています。また、物流業務を通して、コストに対する意識が高まったことも大きな転機になりました。「商品の流れの次は、お金の流れを身につけたい」という、キャリアパスの具体的な目標が見つかったからです。
「経理」というフィールドで新たな可能性を追求する日々
そのため、社内面談の際には、経理の仕事にも興味を持っている旨を伝えていました。部署の異動は必ずしも叶うわけではありませんが、私の場合は幸運にも経理部への異動が決まりました。異動が決まってからは、異動後にスムーズに業務に入れるよう、独学で簿記を勉強し知識を身につけていきました。そして、経理部の一員となってからは、先輩社員のOJTのもと、債務管理といった基本的な業務から取り組みました。併せて最近では商品の原価計算や新規取引先の企業分析など、徐々に仕事の幅を広げています。
異動前に想像していた通り、経理業務では事業にまつわる様々な数字に触れることができ、何にどれほどのコストがかかり、どういった成果が生まれているのかを俯瞰的に把握することができます。こうした面白さは経理の仕事ならではのやりがいだと感じています。
とはいえ、まだまだ知識も経験も足りていないので、毎日が勉強です。特に数字を通して情報を読み解く分析はまだまだ不慣れで、上司からのフィードバックを通して「そういう捉え方もあるのか」と気づきを得ることも少なくありません。上司や先輩方は経理部員として長年キャリアを磨いてきた方が多く、豊富な専門知識や徹底的に正確性を追求する姿勢など見習いたい点が多くあります。そんな方々の背中を追いかけて、私も経理部員として早く一人前になりたいです。
様々なチャレンジがなければ、今の自分はきっといない
今後の目標はいくつかあります。まずは資格取得などスキルアップに励み、税務や会計の知識を増やして専門性の高い仕事に挑戦したいと思っています。また分析力にも磨きをかけ、将来的には財務状況から事業や業務の改善提案や経営判断におけるアドバイスができる存在に成長していきたいです。
学生時代は、まさか自分が経理の仕事にやりがいを見出し、経理のプロを目指すようになるとは想像もしていませんでした。自分自身でも気づかなかった可能性に出会えたのは、様々な職種にチャレンジできる当社だからこそだと思います。
そして、商品管理部、ロジスティクス部、経理部とすべての部署が未経験の私を温かく迎えてくださり、成長を後押ししてくださりました。こうした「社員を後押しする文化」も、任天堂販売が持つ魅力のひとつです。この環境の中で、これからも自分らしいキャリアを追求していきたいです。
MESSAGE
メッセージ
任天堂販売では、あらゆる部署が業務改善に注力しており、斬新なアイデアや固定概念に縛られない発想を歓迎しています。色々なことに興味関心を持てる方や自由な発想を活かしたい方はきっと実力を発揮できるはずです。今はまだ目指す将来像がはっきりしていない方も、私のように働きながら自分に合うキャリアを見つけられる環境ですので、ぜひチャレンジしてみてください!
※部署や仕事内容などは、インタビュー当時のものを掲載しており、現在とは異なっている場合があります。